ブラックリストに載らない？

過払い金請求することで、ブラックリストに載らないか不安です。将来、住宅ローンを組めなくなったり、クレジットカードが使えなくなると困ります。

過払い金請求については、かつて「完済・契約見直し」の登録がされていた時期がありましたが、平成２２年４月１８日以降、この登録はしない扱いとされ、それ以前の情報についても削除されることになりました。
過払い金請求をしただけでは、個人信用情報には影響はありません（ブラックリストには載りません）ので、ご安心ください。

ブラックリストとは

ブラックリストとは、いわゆる信用情報機関に蓄積されている、借主の信用に関する情報の俗称です。
信用情報機関には、

• (株)シー・アイ・シー（ＣＩＣ）：信販系、流通系、クレジット系業界者が加盟
• 日本信用情報機構（ＪＩＣＣ）：消費者金融業者が加盟
• 全国銀行個人信用情報センター：銀行・信用金庫・農協などの金融機関が加盟

があります。

過払い金請求とブラックリスト

平成２２年４月１８日までは、過払い金返還請求をした人の個人信用情報に「契約見直し」等の情報が登録されていました。
しかし、本来、信用情報機関とは、借主の返済能力を超える貸付を防止するための機関であり、信用情報とは、支払能力に関する情報ですから、金融庁が「返還請求の有無は信用情報にあたらない」との見解を示し、信用情報機関に、登録の停止をさせました。
このため、過払い金請求を行った事実は、信用情報機関には登録されないこととなりました。
したがって、過払い金請求にあたっては、ブラックリストに載ることの心配はいりません。

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